「じゃあ、日記、書きましょうか?」
「そうだな」
まあ、日記も文章というには単純だけど、ひとりごとよりはいくらかマシだ。
マルチはさっそく取り掛かった。
「大丈夫か?ちゃんと書けるか?」
「はい、任せてください!」
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A.「おもしろい日記だった」
B.「まあ、読めないこともない」
C.「ミートせんべい?(謎)」
#それは日記じゃないぞ
「わたし、じつは日記を書くって、ほとんどやったことがないんです」
「なぬ〜」
「・・・研究所のテストでやったことがある程度で・・・。
・・・ううっ、書き方の説明通りにすれば、
きっとうまくできるとおもったんですけど・・・」
「あのな〜、日記ってヤツは、経験が重要なんだぞ?
単純に馬鹿やったり笑わせたりするだけでも、微妙なコツとかがあるんだぜ?」
#あるのか?そんなもの
「・・・す、すみません。・・・わたし、出来てまだ間もなしで、
いろいろと経験不足で・・・」
「経験不足か。・・・オレ、てっきり帰宅部員って、
そういう文章書くプログラムとかは、
最初からされてるもんだと思ってたけど・・・」
「・・・私は学習型の帰宅部員なんです」
#いかん、さらに意味不明だ(ォ