911関連の本を2冊一気読み。
どっちも実話デス。実話すごい。すごいよお兄さん。
102分は、最初の飛行機が突入してから崩壊するまでにかかった時間。
その102分のあいだに、脱出できた人達の証言、脱出不可能だった人達の電話記録。助けに言った人達の記録。。。それらを数年かけて調べ上げ、時間軸に沿ってまとめられたもの。
自分はテロがあったこともビルが崩壊したことも知ってて読んでいるけど、本の中の人は何も知らない。崩壊なんて考えてもいない。
読み進めると、崩壊までの時間がどんどん近づいてくる。そして自分だけが、それがあと何分なのかを知っている。実話だけに、よけいどきどきする。そんな本。
そして読んでいくうちに、あそこまで大惨事となってしまった原因(の一部)と言わざるを得ない衝撃的事実が次々と。日本にもある同様の問題を連想しながら読むとさらにどきどきできます。
文藝春秋 (2005/09/13)
売り上げランキング: 1,209
ようやく真実が明るみに出た!?
タイムリーな出版ではあるが...
もうひとつは、そのビルで救助活動中に崩壊に巻き込まれたものの、奇跡的に生き残った消防士の手記。
さっきの本を読むと、殉職した消防士はほとんどがテロの犠牲者じゃなくて組織・政策等の犠牲者だったことが多数の証言で明らかなんだけど、この人のように、当然ながらその犠牲にならずに済んだ人も多数いたらしい。
職務に忠実で、義務を果たし、果敢に行動する、まさに英雄的消防士を想像させる本。
しかしビルに救助に行ってから崩壊までの時間よりも、崩壊してから自分が生還できるまでの時間のほうが全然長いんだね。ってあたりまえか。激動の数十分、静寂の数時間。そんなかんじ。
Richard Picciotto Daniel Paisner 春日井 晶子
早川書房 (2002/03)
売り上げランキング: 63,367
あの瞬間の描写は想像を超えています
テロ事件だけでない読み応え
コメント (2)
いちおう、そのての職種なんですけど・・・(汗;;
Posted by: pura | 2006年01月16日
日時: : 2006年01月16日
この本読むと体鍛えようかなって思うよねw
Posted by: ぽまま | 2006年01月17日
日時: : 2006年01月17日